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粉々に壊れたココロを拾い集める女たちの本音blog
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柚葉&焔
性別:
女性
職業:
社会人で女
趣味:
妄想
自己紹介:
濃い人生だねと言われること多し。実は、平凡・平和をこよなく愛する、怯えた子どもであることに気付き、血を吐きながら生きるふたり。
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いま、精神のお薬を飲んでおります。
ちと、大分悪いらしくですね、量が多いです。

確かに1ヶ月程度で5キロ以上痩せましたし、顔色も白いっつーか青白いです。
で、増えたお薬が性ホルモンに直影響するやつなんですね。


性欲が消失しました。
アタクシ。


このあたしが、攻撃性とハンターであることが信条であったあたしが、「性欲消失」

ありえねぇ。
・・・・・・・・落ち込んでいます。

死ぬよりいいけどさ。

-焔-
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どんだけ興奮するのやろうかと思われた再会劇であったが、なんとまぁ、不思議なくらい普通であった。

何も緊張せん。
何も興奮せん。

あたりまえなのだ。
なぜか、自分が柚葉の隣にいることが当たり前なのだ。受け入れられていることを、信じるとか言葉に出す必要がないくらい、私は柚葉に丸ごと受け入れられていると知っている。


不思議だ。

柚葉ファミリーと焔ファミリーは、自分らのしたいようにして、ばらばらに、ときに協調したり、触れあって、したいように過ごしていた。何とも自然だ。客として気に入られなければとか、もてなさねばといった緊張感が双方ない。実に不思議で穏やかな時間だった。

楽しかったよ。

なんというか、ざわつく心を想像していたが、すっかり凪いだ心になって帰宅した。

自分の丸ごとを受け入れられていると知っている場所に行くと、人の心は、穏やかになるようだ。

-焔-
『明日が楽しみで、妙なテンションになってしまっている自分』

こんな私は、なんて滑稽で、面白いんだろう?とか思ってしまう。
落ち着かないので、こうして文章にしてみよう。

明日、2年ぶりくらいか?に焔と会う。
ふだんは、遠く離れて生活している私たち・・だけど、継続してコミュニケーションを取り合っている。
特定の人間と、継続した濃いコミュニケーションを持ち続けたことのない私たちが、電子の海の中で奇跡のような出会いをしてから、もう4年が経つ。

私たちは、立場も状況も違うが、似たような地獄にいた。
もがき、足掻き、体中の毛を逆立てて、自身の身体や心がぶっ壊れてどうしようもなくなっていることにも気付かず、『ただ生きてきた』だけのイキモノだった。

物心ついた子どものころから、眠る前には神様仏様に祈った。

『どうか、明日までに死ねますように』と。

目が覚めたら、今日も生きているという事実に絶望した。
気絶するまで殴られても、時間が経てば意識が戻ってしまう・・・
『どうか、お願いですから、もう殺してください・・』と懇願し、その願いはかなう事はなかった。

そんな生活が日常だった。

生きていることに絶望しながら、命根性汚く、生き残ってきた私は、焔に出会った。

『もう、自分の人生から逃げられないな』

そう思ったのを今でも覚えている。不思議な感覚に陥らせる女だよ、あんたはまったく(笑)

2年ぶりに私を見て、焔はがっかりしないだろうか?
どうやって楽しんでもらえばいいのだろうか?
私は、焔を抱きしめて、手を繋いで、離せないかもしれない・・・

嫌われたらどうしようか・・・

自分以外の人間に、「嫌われたらどうしよう・・」などという感情を持った自分に驚いた。

繋がりを途切れさせたくない大切な人間

に、嫌われたくない、という感覚が、こんなにも切なくて、甘く、苦しいものだとは知らなかった。

自身の感情を認識することすらできなかった自分の脳みそや心が、こんなにも波打つことがあるなんて、思い知った、今日は、そんな自分が少し愛しく感じる。


投稿者:柚葉

物心ついたころから、私の生きる為の基本は、

「自分の女性性を否定すること」

だった。

セックスという言葉は知らなくても、セックスという行為は知っていた。
それをすることで、まわりの男が非常に自己中心な喜びを感じるということも知っていた。

幼女
少女

として、生きた時期が私にはない。
”女”としての機能を備え持った、小さな女だった。
常に、子どもとしてでなく、女として男を喜ばせることをとことん仕込まれた。
小学生のとき、新卒の女性教師が、高学年の男子から性的なからかいを受けて、顔を真っ赤にして恥らっている様子を、覚めた目で見ていた。

アンタダッテオナジコトシテルクセニ
アタシハシッテルノヨ
オンナハミンナ、マタヲヒライテ、オトコヲクワエコムノヨ
イイトシシタオンナノクセニカマトトブルンジャナイワヨ



「先生、男の精子飲んだことないの?」


そう質問して目を真ん丸くしていたあの若い女性教師はどうしたんだろ?

女性性を否定して成長期を過ごした私は、自分の無意識下で、成長ホルモンを止めてしまった。
大人の女になってしまうのがよほど怖かったのだろうと思われる。
私をもてあそぶ男は皆、”女”を求めている。
”女”にならなければ、玩具にならなくて良い、と幼いなりに考えたのか。
義務教育を終えるまで、発育不良のままで過ごした。

心身ともに発育不良で、学歴もない、生きる術を持たない私は、結局女の部分を利用してその日のエサを手に入れることしかできなかった。皮肉なものだ。あれほど忌み嫌った”女”の部分を最大限に利用して、家を出た後は一度も生活に困窮したことはない。

今の勤務先の上司(取締役)が私の顔を見るたびに言う。

「本当にお前は抱き心地が良さそうな女だよなぁ」

酒の席だったが、それを偶然耳にしてしまった若い同僚が目をひんむいてフリーズしていた。

同僚が、思わずフリーズしてしまったその意味さえ理解できないのだが私は・・・
こんなことは、どこの職場に行ってもあることなので、何も感じない。

この上司は、遊びなれているだろう。そういうのは私は瞬時にわかってしまう。
私の前の飼い主だった男に似ているのだ。
性的な魅力があり、見た目も年相応の良い男である。
私を個人的に誘いたそうにしていたのは知っていた。
こういう男に、誘わせるよう仕向けるのは得意だが、誘われないようにすることには不慣れだ。

でも、もう、せめて私は、職場の人間とは、性的な目で見られたくない。

女であることからは逃れられないのだから、女である自分も可愛がってやりたい、と願う心が今の私には芽生えつつある。なので、こういう男のエサにはもうなりたくないのだ。
女として魅力的でなくていいから、人間として扱われたいと思う。

何が言いたいのかよくわからなくなってしまったが・・・・
私のからだは、わたしだけのもの、だ。
髪の毛の一本も、爪ひとつも。
わたしには、自分が気に入った男とだけセックスする権利がある、と思う。

投稿者:柚葉


よく「自分を大事にできない人間だ」と評される。
「自分のために時間使いなとか、自分に手をかけな」とか。
でもさ~、よくわかんないのよね~。
でも、あたしってばほんっと~に賢いなと自信を持って言えることがある。

「男と、セックスしないであげている。」

そりゃあーた、あたしも処女じゃーあるめーし、特に生理前とか排卵期なんかすげーやりたくなるさ。なんつーかね?子宮が疼くってゆーの?(しまった!話題がまた18禁になった)
でもねーあたしは知ってんだ。あたしは男とやるたんびにますますぶっ壊れる。

自分の原風景ってのが誰にでもあるんだな。静かに一人になって、安全な空間で、自分の中に降りてみるの。眠れない夜なんかにやってみるのも悪くないと思う。

私の原風景の中にいたのは、幼いおかっぱの幽霊みたいな子だったんだ。異常に肌が白い、黒いビー玉みたいななにも映さない眼をしたね。その子に触れると一瞬体が硬直する、でも、すぐに弛緩する。それは安堵からじゃなくて、諦めからのもの。
証拠に目に生気は宿らない。焦点はいつもおかしい。
そうよ、私は幼い子供なの。成長できなかったのね。
でも、年月は残酷で、外側は大人の女になった。肉の欲求は成人女性のものがある。でも、その心は幼い子供のまま。

私がほしいのは、愛のこもったハグなんだと思う。保護される安心感。もう、一人で闘わなくてもいいという安心感。要は保護者を欲してるわけよ。
ところが知ってるコミュニケーションツールはセックスというぶっ飛んだものだけだから、自分でも自分の本当の欲求がわからず混乱するのよね。おまけに感じちまうし。面倒になるとリセットして全部消しちゃうし。
でもね、かしこーい私は30手前でやっと気づいたのさ。

俺、心が成長するまでセックスしちゃだめじゃん!!!

セックス以外の、たとえば言葉とかで、信頼とか、連帯とか、協調とか、そんなものを心に覚えさせて積み重ねさせないとだめなんだよ。
努力の結果、原風景の幼い子が、今やっと自分が怯えていることに気付き始めた。これは大きな成長よ。感じなかったのが、感じるようになったということは、少し安心感を感じてきた証拠だもの。

そんなこんなで男を絶って7年。これが自分への最大のプレゼントだ。
信頼や愛情のない関係じゃ、いいセックスにならないと思うしね。(そりゃ誰が相手でもそれなりに気持ちいいだろうし)刹那の関係だったらいいけど、セックスはコミュニケーションだもの、後を引くのよ。気持ちがないのにすれば、面倒に巻き込まれてまた後悔するだけ。

自分を大事にしてないって評されるけれど、見えない部分であたしは自分をとっても大事に守ってるのよ。

セックスが止まらないあなた。した後空しいあなた。オナニーのが気持ちいいのに、人肌にふらふらしちゃうあなた。

自分の心が本当にほしいものに、気づけたらいいね。

執筆者:焔-homura-
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