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粉々に壊れたココロを拾い集める女たちの本音blog
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柚葉&焔
性別:
女性
職業:
社会人で女
趣味:
妄想
自己紹介:
濃い人生だねと言われること多し。実は、平凡・平和をこよなく愛する、怯えた子どもであることに気付き、血を吐きながら生きるふたり。
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子育ては、自分育てって本当だなーと思う。
私の文章を読んでくださっている方はお分かりだと思うが、私はかなり人との愛着関係に問題がある。つまり、親密な人間関係がわからず、結ぶことができないのである。ネグレクトを経験した赤ん坊に多いハンディだ。愛着に問題がある場合、恋愛、結婚、妊娠などで躓きやすい。

ワタクシ、まんまと躓きました。

そんな私がなぜ妊娠出産をクリアできたのだろうと、結構考える。
育児だって、どう考えても、初期のころのはやばかった。心を注ぎながら育てることと、機械的に世話をすることの違いを理解していなかった。子育ては合理化してはならなかったのに、知らなかった。

教えてくれる方が現れて、私は子どもを通して、健全な養育過程というものを間接的に経験した。もう、これは世界がひっくりかえるようなことだった。自分がどの時期に、何を受けそこなったのかを、まざまざと見つめることだった。結構辛くもあり、また幸せなことでもあった。空っぽの器に、温かいものを満たしてゆくような作業だと思った。

孤独を気取りながらまっとうできず、恋愛できない癖に結婚をしたなんとも中途半端な人間が、子どもからは逃げずに来られたのは、たぶん「意志」のせいだと思う。避妊をしなかったとき、すでに確固とした意志があったように思う。

私は感情を知りたかった。人間のはじまりを見たかった。そして、あるかもしれない自分の心に触れたかったし、あるのなら注いでみたかった。そして心の温かさを感じ取れる人間を育てたかった。

親という役割を十年以上していく間に、不思議なことに、その子に足りないものが見えるようになった。
子どもたちはそれぞれ全く別の精神世界を持っていて、足りないものは質も分野も違う。そして思い知ったことは、たとえ見えても、他人には何もできやしないということだ。ただ、想いをかけて、息をつめて見守ること。おちゃらけたり、鈍感なふりをしながらも、いつでも少し遠くから見ていること。

彼女たちに「意志」が生じる時が来る。その時をそばで、じっと待っている。そして面白いことに、彼女らそれぞれに足りないものとは、私に欠けているものでもあるのだ。だから私にできるのは、見守ることと、自分に足りないものから目を背けず、身につけようとあがく様子を隠さないことだ。

空っぽの器に心が入っていくのは七転八倒するような苦しみなのに、表現できない喜びでもあるから、とても不思議だ。
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