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粉々に壊れたココロを拾い集める女たちの本音blog
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柚葉&焔
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濃い人生だねと言われること多し。実は、平凡・平和をこよなく愛する、怯えた子どもであることに気付き、血を吐きながら生きるふたり。
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「あなたは、それでも殺されなかっただけましでしょ」


と、ことあるごとに言われた。今も言われる事がある。

戸籍上の親がいて、きょうだいもいて、ひとりぼっちになんてなったことないじゃない?
確かに、そうかもしれない。
実際に殺されそうになったりしたことはあっても死なないしぶとさが私にはあったし、直接手を下すほどのバカ親でもなかったと思う。

それでも、私には、誰もおらず、常に独りだった。


平成になってからの世の中は、子どもを虐待する大人の事件がやっと日の目を見るようになってきて、私たちのような子どもは、減ってきているかのような錯覚を世間に感じさせる。


「社会=大人が見ないようにしてきたこと」が、多少なりとも表面化してきただけであって、決して陰惨な児童虐待や、性犯罪が急激に増えたわけではない、ということに気付いてくれる大人が少しでもいることを祈る。



地獄を生き抜いてきたかつての子どもが、今の社会を『ただ生き延びる』それだけのことが、どれほどまでに難しい事なのか、を、解ろうとする人間がいるだろうか?と私は問うてみたい。


虐待を、無くすために大人ができることは、同情でもなんでもなく、

『事実から目を背けず、被害に遭った人間の心に、寄り添う努力をすること』

これに尽きる。



物心つく前から、自分の命の存在を罪悪に感じながら、汚物、廃棄物以下の扱いしかされず、死ぬ事も許されなかった、そんな人生しか選択肢がなかった人間は、人間として生きる術を持たないまま大人になる。

この、『人間として生きる術を持たないまま、外見上だけ大人になる』ことの危うさを、今一度考えてみて欲しいと大人になった今、私は思う。


生物学上の親、戸籍上の親が、保護すべき義務のある子どもを、心身ともに命に関るほどの危険に晒すことが少なからずともあるという事実から、目を背けないで欲しい。血縁者は、保護者に適している者であるはず、という思い込み=思い違いを、まずなくしてほしい。
そして、間違いを認識したときは、迷わず声を上げる、などの行動に移して欲しい。
声を上げる、というだけの行為が、いかに難しく、勇気のいることなのかは、かつて声を上げることさえなかった、諦めて、絶望の淵を這いずり回ることしかできなかった私たちが、一番よく知っている。だが、声を上げる大人がひとりでもいる、ということを、子どもに伝える事ができれば、今の悲惨な状況にとどまっている必要などどこにもないのだ、という気付きのきっかけになる。



『あんたが、今生きていられるのも、親がいたからでしょ?』


この台詞を吐く前に、どうして実親からの児童虐待がこんなにも多いのか?を考えて欲しい。


投稿者:柚葉
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