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冒頭からちょっと狙った微妙な一言。
女でも、皮はむけていたいわけですよ。はい。
私は活動を通して出会う人や出来事に、日々学ばせていただいています。もう、本当にどんなに感謝しても足りないくらい、大切なことを学ばせてもらっています。
たった一つの大切なその人の人生の岐路に立ち合わせていただくことが多くあります。
大事な思い、
一世一代の覚悟、
そんなことをお聞かせいただけることもあります。
人生の悲しみ、絶望。そしてささやかだけれどようやく見つけたその人だけの喜び。
そんなものを教えていただけることもあります。
笑顔も、
無表情も、
苦渋に満ちた顔も、
悔しさにむせぶ顔も、
どれもその人の『生』の表情です。
それを正面から見せていただけることは、本当に光栄なことです。
私はいつも自分の弱さ、至らなさを考えます。
私のウィークポイントは、『怒りより諦めが先に立つ』ことです。粘らずすぐにあきらめる。それは決定的な負けの要因です。
どんなに傷つこうが、泥を飲もうが、諦めたらおしまいなんです。それどころかときには泥を飲んでもしがみつく様を見せつけるくらいが必要な時もあるんです。理性では分かっています。
でも、諦めて自己完結して閉じようとしがちです。その弱さは私が大人になり切れていない所に端を発するものだと思っています。
子どものころは徹底的に受け身でした。ですから私にできることは自分の人生を『こんなものだ』と決めつけて諦めることだけでした。でも、いつの間にか私は大人になったのです。大人は子供と違って、受け身ばかりでいる必要はなく、自分から動き、訴えることができるのです。いやなものを嫌だといえる。おかしいと感じたことをおかしいといえる。
そんな力がある、変えていく力があるということなのです。
子どもは溢れるほどの愛情という名のクッションに守られつつ、何度も失敗しながら大人へと成熟していくものです。愛を受けられないものは、たった一度の失敗が命取りになりかねないのでそれを恐れて自立への挑戦ができません。命がけの挑戦はただの自棄になってしまいがちで、身になっていないことが多いです。
でも、私は大人にならないといけません。
自分の活動に胸がはれません。
人生に胸がはれません。
『いつまでも娘じゃありませんよ。もうあなたは大人です。』
このセリフはある当事者が別の支援者に言われた言葉ですが、私の胸に深く突き刺さっているます。
人の隣に添わせていただけることに心から敬意を払っていきたいならば、私はまず自分の弱さから目を背けず、黙って努力を続けることだと思っています。